財務分析(資金予実分析)

財務担当者は国内外のキャッシュ・ポジション分析、流動性リスク分析、資金予実分析、など自社の資産に対する財務分析を行います。このページでは「資金予実分析」を解説します。

資金予実分析

年初作成した資金計画及び月初作成した資金予測と資金繰り実績を対比し、予測と実績の差異を把握し、分析します。資金繰りの予実差異分析により、差異の発生する項目(売掛や買掛、一般経費など)や会社・部門を把握し、資金予測の精度向上やキャッシュベースでの経営状況の把握に使用します。

資金予実分析の問題点

上記の2社間のネッティングをバイラテラル・ネッティングと呼び、複数社間の債権債務またはペイメントを相殺することをマルチラテラル・ネッティングと呼ぶ。エクセルなどシステムを介さずに、手作業でネッティングを実施する場合はバイラテラル・ネッティングになり、「相殺」する額は(=得られる効果)は少なくなる。

CMS 対 グローバル財務管理システムを使ったネッティング

銀行が提供するキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を使う場合は、単一銀行の口座間でしかネッティングができず、グローバル財務管理システムを導入することにより、導入費用はかかるが、資金移動の額が必要最小限に抑えられるので複数の海外子会社・グループ企業を持つ組織にはグローバル財務管理システムを使ったマルチラテラル・ネッティングが最大限の効果を得られるといえるだろう。