トレジャリー・マネジメント・ソリューションで支払の悩みの種を取り除く

6月 1, 2018
Bob Stark
資金管理を行う財務担当者は、特に、自社の支払業務を集中管理する最新のソリューションを運用していない場合、多くの困難に直面することがあるのです。
最近増加している支払不正をみると、これらの課題は増加してきています。
米国のAFP(Association for Financial Professionals)の2018年支払不正調査によると、調査した企業の4分の3(78%)以上が昨年、不正支払の標的にあったと認めています。 
また米国のAFP(Association for Financial Professionals)の2018年支払不正の調査によると、様々な支払システムを使用している企業は一貫性のない統制を適用し、電子化された支払ポリシーよりも手動による支払ポリシーを採用している結果、不正による損益を受けやすいことが分かりました。更にAFPの調査によると、ビジネスメール詐欺は非常に大きな不正の脅威となり、2017年に77%の企業が体験していることが判明しました。
多くの不正の試みを考慮すると、不正攻撃の検知および停止は企業にとって主な優先事項となることは決して驚くようなことではありません。
財務部門の真のリーダーは、不正に対する攻撃を最優先とするだけではなく、トレジャリー・マネジメント・システム(以下TMS)に投資することによって自社の支払処理を徹底的に点検し、多くの脆弱性や時代遅れのソリューションにある課題の解決に焦点を充てることができます。
 
 
支払は悩みの種となりうる
 
不正支払いによる何億もの損失を予測するのが困難なことは別として、全ての財務担当者が承知している通り、支払の世界は世界中の悩みの種ともなりうるのです。この悩みの種は、通常以下の事が由来となって起こっているのです。
 
インターネットバンキングや基幹システム(ERP) から既製の口座支払システムや自家製のソリューションに至るまで-様々なシステムを活用して支払処理を行う。
銀行と企業の多様性のある支払システム間の接続を管理することは言うまでもなく、様々な支払いファイルを様々な銀行に対してフォーマット化する。
 
支払間の照合を手動で行い、実際に銀行に到着した支払と共に会計仕訳帳を作成し、買掛の補助元帳を更新する。
 
積み立てを必要とする大きな支払いが計画されていることを知らないか又は支払が遅延していることへの懸念から利回りが低い銀行口座に預金している大金があることを知らない。
 
悩みの種を取り除く
 
TMSと連携している支払いモジュールは、支払処理の自動化、資金集中管理および標準化を提供することにより、財務担当者の悩みの種を取り除きます。これは、以下の方法により取り除くことができます。
 
企業全体への大きな支払がリアルタイムで財務担当者に可視化されることにより、資金と運用をさらに戦略的に実行することが可能になる。
 
支払接続を合理化することにより、一つの支払拠点のみが銀行に支払を行うことになる。これは、二重支払を排除する効果があるだけでなく、支払管理を標準化する効果もある。
 
自動化されたフォーマット変換サービスを提供することにより、支払ファイルフォーマットはもはや過去のものとなりつつある。
例えば、キリバは何百もの異なるISO 20022を含む11,000以上の様々な支払シナリオの大量な銀行フォーマットをカバーする。
 
複数の通貨、複数の言語ソリューションを扱うことによって、世界中の財務部門が権限を持って管理できるようになる。
 
成果を得る
 
言うまでもなく、TMSを所有することは、不正支払と戦うことだけではなく、支払処理を合理化します。それは、財務担当者の業務効率を向上させることによって、財務業務の取引業務にとられる時間を減少させ、企業にとってさらに戦略的な価値を提供することに時間をかけることが可能となります。
これは、支払い処理の標準化を実行する良い機会となります。別の言い方をしますと、支払の標準化をどの担当者が開始しようと、財務担当者は一つの標準化された銀行フォーマットを世界中で使用できるよう企業に推進し、支払をするのに標準化されたプロセスに従うことができるようになるということです。トレジャリー・マネジメント・システムの運用を支払モジュールと連携させることは、外部委託と接続することにより、ハードウェアとITに関する企業のコスト削減し、社内内部での接続よりも少ない時間で展開できるようになるのです。
リアルタイムに不正検知を行う利点は、支払をする前に財務担当者が自動的に潜在的な不正活動を検知したり、確認するために企業の支払ポリシーに基づいて支払いの調査を行えることです。支払が、初めて新しく修正された銀行口座にされた時又は支払が繰り越し金額の平均を超えてサプライヤーに対し、支払のフラグを立てた場合、追加の承認が必要となることもあります。
最後に、近代的なTMSが不正検知防止、自動化、資金の集中管理や支払処理の標準化という最新の機能を提供できる以上、もはや時代遅れの支払システムで財務担当者が苦労する理由はありません。
 
 
*本記事は2018年4月に掲載された翻訳版となります。オリジナルはこちらをご参照ください。
 

 

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