調査報告:「事業のグローバル化に伴う財務・リスク管理体制の実態と課題」(2019年5月実施)

8月 9, 2019
大徳 貴子

弊社では、日本CFO協会に登録されている企業の方を対象に「企業のグローバル化に伴う財務・リスク管理体制の実態と課題」を把握することを目的として、2019年5月にアンケート調査を実施いたしました。 

前回は2016年9月に実施し、そこからどのように変化があったかについてもいくつかの特筆すべき点においてご紹介いたします。

 

「事業のグローバル化に伴う財務・リスク管理体制の実態と課題」はここからダウンロードしてご覧ください。

 

「グローバル化においてCFOが対応すべき課題」

2016年の調査では最も重要な課題として位置づけれられていた「グローバル化をリードする人材の確保・育成」を抜き、「経営資源の最適分配と収益性の向上」がトップとなりました。財務業務を高度化させる仕組みづくりが急務となりつつあることがうかがえます。

「CFOにとっての重要課題」

重要な投資判断に初期の段階からCFOが関与し、ROEをはじめとして資金効率を高め、企業価値を最大化することが重要視されてきています。またそれを達成するためのファイナンス人材の確保・育成が急務の課題となりはじめている様子が見られます。

 

「課題解決していく上で必要な経営資源」

2016年の調査と変わらず「人材」と「IT・情報化」が上位にあげられましたが、特に「IT・情報化」は前回の51.5%から76.1%へと急務は伸びを見せました。財務業務を高度化させる仕組みづくりにITシステムの存在が必須となりつつあります。


 

「今後1年に想定される財務リスクの重要度」

近年になって内外ともに不正リスクへの警戒度が急激に高まり始めています。内部の不正リスクが特に懸念されているのは海外子会社の財務状況を把握しきれていないのも要因の一つであると考えられます。また、為替や市場リスクに対する重要度の高まりは、ここ数年の金融市場の大きな変動や、大方の予想を裏切る政治イベントが相次ぐ状況などを反映したものだと考えられます。

 

*他の調査項目については、「事業のグローバル化に伴う財務・リスク管理体制の実態と課題」をダウンロードしてご覧ください。

 

【調査の概要】

「事業のグローバル化に伴う財務・リスク管理体制の実態と課題」(2019年5月実施)

主催:日本CFO協会

調査協力:キリバ・ジャパン株式会社

対象:日本CFO協会会員を主体とした日本企業の財務幹部、担当者など

有効回答社数:242社

調査機関:2019年5月14日から2019年5月31日まで