ERPの銀行接続に伴うIT部門の課題

By Kyriba 2020年7月31日

銀行統合機能の内製開発

社内のERPソリューションと新たな銀行を統合する場合、基本的に、財務経理部門からIT部門に依頼が寄せられます。IT部門は、多くの場合、銀行接続を過去に実施した他のERP統合 と同じようなものだと考えます。そして、アダプタの構築を始めるのです。けれど銀行接続は、彼らが考える以上に大変な作業です。

課題1: 統合は簡単だと思い込む

一般に、最初のステップは接続方法を調べることです。そのために、FTPとSWIFTの分析を行います。Alliance Lite2 (AL2)の導入をお勧めしますが、この場合、IT部門はSWIFT領域での経験と接続ポイントの管理を求められます。けれど、銀行接続の調査を行うIT部門は、たいてい様々な課題に直面します。

SWIFTを使った銀行統合に関わった人の間では、接続の確立と維持はどちらも、労力を要するミスの起きやすい作業であることが、広く知られています。

無防備なIT部門にとって、銀行接続機能の開発自体が瞬く間に大きな負荷となってのしかかる可能性があります。その途上には、銀行接続手法の多様性といった多くの障害があります。銀行接続には、以下の方法があります。

  • SWIFT Alliance Lite2
  • SWIFTサービスビューロ
  • キリバBIC11を用いたMITコンセントレーター
  • 地域別・国別プロトコル
  • ホスト間接続

どれが適切な接続法かは、銀行、支払額、その他の様々な要因によって変わってきます。ほとんどの企業は、どれかひとつの手法を選ぶのではなく、何種類かの接続法を採用します。IT部門は、銀行によって接続と双方向性に大きな違いがあることを学ぶのです。

銀行接続を内製開発するIT部門は、たいてい、試行錯誤しながら様々な選択肢を承認しなければなりません。

課題2: 単発プロジェクトを甘く見る

テクノロジーの世界ではしばしば、その言葉に含まれる単語の重要性を考えもせずに、新しい言葉が作られます。これは、「マルチバンク接続」という言葉にも疑いなく当てはまります。ここで見落としてはいけない単語は、「マルチ」です。なぜなら「マルチバンク」という場合、1~2つの銀行との接続を意味するわけではないからです。多くのグローバル企業が数十の銀行と取引を行い、数百の――場合によっては数千の――銀行口座を管理しなければなりません。当社は、多くのクライアントが社内専用ソリューションを使ってひとつの銀行をERPに接続するのをサポートするなかで、統合の完了に平均6カ月の期間と、10~30万ドルのコストがかかるのを目にしてきました。これに、接続したい銀行の数をかけてみましょう。完全なカスタム開発で銀行接続機能を構築しようとすると、IT部門に莫大な労力が必要になることが、すぐに明らかになります。こうした開発は、実際、キリバが長年の経験を通じ完成させたソリューションと重複するものです。

銀行接続用の実績あるソリューション

多くの企業が、IT部門に専門分野外の開発・保守案件をまたひとつ担当させる代わりに、キリバに頼っています。グローバルな銀行接続機能の効率化に関し20年の経験をもつ私たちなら、ERPプロジェクトのリスクを回避できます。キリバのコネクティビティ・アズ・ア・サービス(CaaS)アプリケーションは、2,500以上のグローバル企業を対象に、数千の銀行とのリアルタイム接続を管理し、事前に搭載された検証済の銀行機能を通じて、グローバル銀行接続プロジェクトにかかる時間を80%以上短縮できます。

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*本記事は7月21日にグローバルサイトで掲載したものの翻訳版となります。オリジナルはこちらをご覧ください。

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