時勢に合った業務プロセスの構築がリスクを減らす?

By 前川 真一 2019年12月4日

こんにちは。キリバ・ジャパン、営業の前川と申します。今回は私が日々の営業活動の中で感じる事を思いのまま、ここに記載してみたいと思います。

ファーストペンギン

突然ですが、皆さんはファーストペンギンという言葉をご存知でしょうか。ファーストペンギンとは、ペンギンの習性から生まれた言葉で、漁場において、天敵のいるかもしれない海に、勇猛果敢に最初に飛び込むペンギンの事です。この最初に飛び込んだペンギンだけが、先行者利益を得られるかもしれません。一方で、その他の多くのペンギンは、そのファーストペンギンの様子をうかがうだけで何もしません。しばらく様子を見て、仲間のペンギンが安全であることが確認できると、次々に群れは海に飛び込み、狩りを始めます。しかし、最後まで飛び込むことをためらったペンギンたちには、残された魚は少ないか、既に魚の群れが逃げてしまい、魚はもういないかも知れません。つまり、最後まで何もしないと、手遅れになるということです。

これを私の経験に置き換えると、私がお客様を訪問し、キリバのソリューションを説明した際、次のような反応をされる方がいらっしゃいます。「他社はどうなのか?」、「国内での事例は?」、「国内同業他社はどういった取り組みをしているのか?」というものです。確かに実績は、プロジェクトの失敗リスクを排除するのに役立ちます。しかし、そればかりを気にして現状を維持するだけでは、昨今、急激に目にすることが増えたビジネスメール詐欺(BEC:Business Email Compromise)などへの新しくかつ巧妙なリスクへの対応は困難かと思料します。

ビジネスメール詐欺(BEC:Business Email Compromise)

ビジネスメール詐欺とは、偽の電子メールを企業・組織に送り付け、従業員を騙して送金に係る資金を搾取するもので、場合によっては偽メールが同社のフォーマットで本社のCFOやCEO名で送られることもあるそうです。 (出典:警視庁サイバー犯罪対策プロジェクトホームページより一部抜粋) ビジネスメール詐欺の被害は日本でも2014年ごろから報告されるようになり、2017年には日系大手航空会社が取引先を装う相手に約3億8千万円を誤って送金してしまいました。(出典:2018年11月22日付、日本経済新聞記事より一部抜粋)

また、日系大手自動車メーカーの欧州とアフリカ地域のシートの開発や販売などを手掛けている会社においては、2019年9月、外部の第三者によるEメールを用いた虚偽の指示により、約40億円の資金が流出したと発表されています。(出典:2019年9月9日付け、Forbes記事より一部抜粋)

これらに対応するためには、従来のように「社内ルールをしっかりと守る」姿勢から、「社内ルールや業務プロセスを時勢に合わせて変更していく」姿勢が求められるのではないかと思料します。

BEC等、お客様の意識に潜む危険をどう顕在化させるか

弊社では、お客様の業務におけるリスク分析を行っています。そのリスク分析を受けられたお客様のケースでこんなことがありました。そのお客様の診断では、業務面における「リスク」が弊社メンバーも驚くほど低いものでした。そこで我々は、その「リスク」が「なぜ低いか」、に着目して診断作業を進めると「長時間労働による人手によるチェックを重ねているため、リスクが顕在化していないだけ」という事が確認されたのです。しかしお客様には、今のやり方を特に問題と感じる様子はみられませんでした。

ここで申し上げたいのは、長時間労働による業務の非効率さも問題ですが、人手をかけてチェックすること自体にリスクが潜んでいることに、お客様がお気づきでないという点に、もっと大きな問題があるということです。

例えば先述のビジネスメール詐欺の場合、本当にその送金先に資金を送っても良いかどうかの最終判断は当然「人」が行うものかと思料します。しかし、何百件、何千件もの送金を、本当に人の目でチェックすることは可能でしょうか。システムで確認できるところはシステムで確認し、最終判断を「人」が下すのが、本来のあるべき姿であると考えます。

キリバでは財務業務全般を網羅する様々なソリューションを用意しており、ビジネスメール詐欺などの支払い業務のリスクに対処するものとして、支払い業務の自動化(STP化)や集中化、不正支払の自動検知やブロックなどの機能がございますので、ご興味をお持ちいただけた方は、弊社までお問合せください。

最後に

もちろん弊社のソリューションが皆様の業務を改革する一助になれれば、これ以上嬉しいことはありません。しかしそれとは関係なく、一度「本来どうあるべきか」という基本に立ち返り、業務を見直す機会を持たれてはいかがでしょうか。皆様が業務を見直し、時勢に合った業務プロセスを確立されるための、新たな一歩を踏み出されるお手伝いを、是非ともさせて頂きたく存じます。

私はこれまで、銀行員時代を含め、様々な企業の財務部門の方々とお話をする機会を頂いてきました。その中で、キリバのソリューションは、財務部門の皆様のお役に立てるものであると確信しています。もしも少しでも興味をお持ちいただけましたら、弊社までコンタクトしてみて下さい。どうぞよろしくお願い致します。

前川 真一 (Maegawa Shinichi)

プロフィール:

キリバ・ジャパン株式会社、アカウント・エグゼクティブ。

大学卒業後、銀行にて約10年勤務。法人営業を中心に、上海でも勤務。

その後、外資系金融情報ベンダーにて外国為替市場関連データやプロダクトを担当。

2018年より現職。

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