トレジャリー・マネジメント・システムに「パブリック・クラウド」の仕組みを選択すべき3つの理由

By 白鳥 利幸 2018年9月25日

 

トレジャリー・マネジメント・システムを選定・導入する際に、その仕組みが「パブリック・クラウド」の仕組みであるかどうかを確認することを忘れてはなりません。

 

 

パブリック・クラウドとは、単一のシステムを多数の利用会社間で共有する仕組みのことで、ベンダー側でシステムの監視、バックアップ、復旧やアップグレードも含むすべてのシステム運用業務を行うため、ユーザー側はインターネットに接続できる環境さえあれば利用期間に応じた利用料を支払うだけで、システムの運用を全く意識することなく常にいつでもどこでも最新のサービスを利用できるという特長があります。

 

具体的には、パブリック・クラウドには主に以下の3つのメリットがあります。

 

 

1. BCP(事業継続計画)への対応

 

パブリック・クラウドでは、単一のシステムに対してベンダー側で一括して監視、バックアップ・復旧等のシステム運用作業を実施できるため、一般的にはシステムの稼働率が高く、セキュリティ面でもより安全・安心な仕組みであると言えます。キリバもパブリック・クラウドであるため、以下のように安全・安心なシステム運用を実施し、それによりSLA(サービス品質保証)として99.9%の稼働率を保証しています。

 

 

運用監視システムによる障害時の自動通知と24時間体制の障害対

 

・複数データセンター間でのデータ共有による災害対策

 

・災害時の目標復旧時間(RTO)は4時間、目標復旧時点(RPO)は30分を設定

 

・システムの脆弱性テストを毎日実施

 

・セキュリティ専門家による外部からの侵入テストを毎年実施

 

・SOC1およびSOC2基準によるシステム監査を毎年実施

 

2. 法制度変更への対応

 

パブリック・クラウドでは、単一のシステムに対してベンダー側で一括してアップグレード作業を実施するため、常に最新の機能が利用できる仕組みであると言えます。キリバでも利用者は常に最新の機能を利用でき、しかもアップグレードに伴う利用者側の金銭的・作業的な追加負担は一切ありません。キリバでは常にユーザーからの機能改善要望を受け付けてそれを元に年2回のバージョンアップを実施し、1回あたり約200件の機能追加を行なっています。これにより、法制度変更への迅速な対応はもとより、ユーザーにとって使い勝手の良い仕組みに常に進化し続けています

 

 

3. システムの柔軟性/拡張性の高さ

 

パブリック・クラウドでは、一般的には利用ユーザー数の増加やデータ量の増大に柔軟に対処できる仕組みが組み込まれており、ユーザー側は特にシステムの処理能力を意識することなく利用者の追加や利用領域の拡張を実施することが可能な仕組みであると言えます。キリバでは24時間体制でシステムの負荷状況を監視し、必要に応じて仮想化の仕組みにより柔軟にシステムリソースの増強を行うことでシステムの拡張性を担保し、ユーザー側は特にシステムの処理能力を意識することなく利用者の追加や利用領域の拡張を実施することが可能です。

 

 

また、パブリック・クラウドでない場合の問題点は、上記の利点とは逆の以下のような点となります。

 

・災害対策やセキュリティなどのBCP(事業継続計画)への対応が不十分であり、稼働率などのサービスレベルが低い

 

・アップグレード時に金銭的・作業的な追加負担が発生し、法制度変更への迅速な対応が困難である

 

利用者の追加や利用領域の拡張を行う際にシステムのキャパシティを十分に検討する必要がある

 

結論として、トレジャリー・マネジメント・システムを選択する際は、まずそのシステムがパブリック・クラウドの仕組みであるかどうかを確認すべきである、ということが言えます。

 

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白鳥 利幸

 

キリバ・ジャパン株式会社 ソリューション コンサルタント

 

事業法人向けトレジャリー・マネジメント・システムのソリューション・コンサルティングを15年以上経験し、数多くの講演活動や提案活動に携わる。2016年よりクラウド型のTMSで成長著しいキリバにて、財務業務の高度化を通じて日本企業の国際競争力強化の一翼を担うべく活躍中。

 

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