トレジャリーは、何故企業の新しい「バリュー・センター」となったのか

By Erik Bratt 2018年7月18日

編集後記: 私たちは組織に戦略的な変革を推進するために財務管理を活用している最高財務責任者(以下、CFO)のプロフィールをご紹介する、ブログシリーズを始めました。

 

まずは、Caribbean AirlinesのCFOを務めるMarina Chase氏からご紹介しましょう。

 

Marina Chase氏は、「最新の財務管理テクノロジーにより、財務管理が、ビジネスにおけるナレッジ・センターかつリスクマネジメントセンターとしての役割を果たし、(トレジャリー)はもはやバックオフィス業務ではなくなりました」とキリバの最新のebook“The CFO Perspective: トレジャリーの戦略的価値”でコメントを寄せています。

 

この記事には、他にもアクセンチュアやKPMG等多くのCFOをご紹介していますので、ご一読ください!

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航空会社の資金管理は、特に国際的な企業の場合、多くの理由から非常に難しいものがあります。予測できない天候、燃料価格の変動、そして多数の通貨で経営する難しさが、収益、キャッシュ、利益率に多大な影響を与えます。Caribbean AirlinesのCFO (Ag.)を務めるMarina Chase氏は、トレジャリーは近年大きな変化を経験してきたと言います。「今でも資金管理であることに変わりありませんが、トレジャリーはもはやかつてのオペレーション部門、バックオフィスではありません」。

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Chase氏の会社では、トレジャリーは最新のトレジャリー・マネジメントーソリューション(TMS)を導入することでビジネス部門にとってのナレッジ・センター兼リスク管理センターになりました。トレジャリーがナレッジ・センターとして機能し始めたことから、すべての部門が業務に関するリアルタイム情報についてトレジャリーに意見を求めてきます。例えば、支払に必要なリアルタイム情報、各国での取引に影響する法と規制についての情報提供などです。トレジャリーは既存のルートと潜在的な新ルートのキャッシュ・フローや収益性に関する評価など、戦略的意思決定を支援する情報も提供します。

 

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ビジネスに重大な影響を及ぼす要因が数多くあるため、リスク管理はトレジャリーに不可欠な機能です。「特に為替に関わるリスクを管理できます」とChase氏は述べています。「これらは金利に限定したリスクではありません。私たちはリパトリ(利益の本国送金)リスクにも対応しなくてはなりません。キャッシュ・フローと資金管理の効率はいかにリアルタイムで資金を把握するかに大いに関係があります。ベネズエラやキューバなど、国によって法律と規制が異なることから、運転資金を利用するにはそれぞれのやり方で規制を順守しなければなりません」。 トレジャリーは企業のバリュー・センターになりました。

 

「私たちは運転資金を追跡するだけでなく、運転資金の価値も追跡します。この重要部分は予測分析であり、これは単に今までのやり方を転換するのではなく、トレジャリーの仕事を飛躍的に高めてくれるものです」。

マリナ・チェース氏の残りのインタビュー記事や他の9名のCFOの記事についてはnew e-bookをダウンロードしてご参照ください。

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