クラウド型資金・財務管理ソリューション最大手のキリバ 「事業のグローバル化に伴う財務・リスク管理体制の実態と課題」に関する調査結果と考察を発表

Press Release

キリバ・ジャパン株式会社
2016年11月15日(火)

グローバル化をリードするファイナンス人材の不足を受け、人材育成とシステムとデータの活用による補完が喫緊の課題

 

クラウド型財務管理ソリューションのリーダーである米キリバの日本法人である、キリバ・ジャパン株式会社(日本法人:東京都渋谷区 代表取締役社長:桑野 祐一郎、以下キリバ)は、「事業のグローバル化に伴う財務・リスク管理体制の実態と課題(日本CFO協会実施)」に関する調査を実施、結果と考察を発表しました。 

■「事業のグローバル化に伴う財務・リスク管理体制の実態と課題」 調査概要

・調査実施:日本CFO協会
・調査協力:キリバ・ジャパン株式会社
・調査対象:日本CFO協会会員を主体とした日本企業の財務部門
・サンプル数:283 
・回答者の企業規模:従業員数 1000人以上 73.8%
・回答者の業種:製造業 50.5% 、商社・卸売業 13.1%、情報・サービス業 12.4%、建設・不動産業 3.5%
・調査方法:オンライン上でのアンケート調査
・調査地域:全国
・調査期間:2016年9月22日〜10月5日
・主な調査内容:①財務部門の役割について②CFOの考える課題について③現状の財務・リスク管理業務について

 

 1.  財務部門の役割について

 回答者が担当している業務範囲については、一部、年金の担当者を含んでいるが、多くの回答者の担当業務は銀行関係管理や銀行口座管理、資金繰り管理、資金運用、資金調達、リスク管理、決済、M&Aサポート等であり、一般的に想定される財務部門が担う役割となっています。担当する地域では、国内のみを担当しているとの回答が37%、国内・海外の両方を担当しているとの回答が63%となり、多くの企業で国内と海外の区別なく管理を行っていることが分わかります。これは、昨今の日本企業のグローバル化の進展に伴い海外事業の重要性が増したことにより、個社最適や地域最適から全体最適へと管理が移行している結果であると考えられます。

 

   

 

 2. グローバル化においてCFOが対応すべき課題(複数回答可)

「グローバル化においてCFOが対応すべき課題」という質問において、8割近く(78.28%)の回答者がグローバル化をリードする人材の獲得・育成を課題として挙げています。事業展開がグローバル化していく中で、財務業務やリスク管理業務で求められる知識や経験についてもグローバルなものが求められており、これらの業務の高度化をグローバルで推進していけるような人材が圧倒的に不足している結果であると見ることができます。

本サーベイでは、ファイナンス人材の育成方法についても質問していますが、その方法として、86.8%の回答者が「OJT重視」と回答しています。人材を育成するためには、OJTが有効ということに疑いの余地はないでですが、見方を変えると、体系だった教育・研修体制が社内で整備されていないか、コストと時間をかけて外部研修を受講させるカルチャーが醸成されていない企業が多いとみることもできます。

「人材の獲得・育成」とほぼ同程度の割合(76.26%)の回答者が「経営資源の最適分配と収益性の向上」を課題として挙げています。限られた企業のリソースを、企業価値を最大化させる投資先に分配し、企業の収益性向上に寄与するということは、財務部門における最も重要な責任の一つであると言えます。

 

 3.  課題解決をしていく上で必要となる経営資源

   

 

「課題解決をしていく上で必要となる経営資源」という質問においては、「人材」を挙げた回答者が91.4%で、次いで、「IT・情報化」を挙げた回答者が51.5%となっています。この結果は、グローバルに展開する企業の課題解決を担う人材の重要性と、課題を解決していくための「手段」や「ツール」としてのシステムの重要性を表しているものと考えられます。課題解決のための「手段」や「ツール」は必ずしもシステムである必要はありませんが、CFOの考える課題を解決するために必要な最初の第一歩は、情報の「適時の」見える化であり、グローバルでビジネス展開している企業において効率的かつ適時に情報を見える化するための「手段」や「ツール」としてはシステムの活用が有効であると考え、多くの回答者が「IT・情報化」を挙げたのではないかと推察されます。

 本サーベイの結果、CFOの課題として、人材の獲得・育成、会計・財務オペレーションの効率化、グループガバナンスの見直しといった項目について課題意識を持っている回答者が多いこと、また、これらの課題に対応するためには、適時にグローバル全体の情報を把握し、業務を標準化することで効率化が実現できることに触れました。これは、以下の4つの財務業務の目的を達成できるように業務設計を行うことで実現できるとも言い換えることができるでしょう。

1.  財務リスクの最小化

2.  資金効率の最大化

3.  業務の効率化・高度化

4.  ガバナンスの強化

 このような財務業務の目的を達成できるように、今後、日本企業が取り組むに当たっては、まず、グループとして目指す将来像を明確化し、それを実現するための財務・資金管理方針を策定することが有効です。また、当該方針に沿った運営を実現するために必要なインフラを特定し、標準化と集約化を行いながら財務業務およびリスク管理業務の高度化を行っていくといった進め方が望ましいと考えられます。日本企業のグローバルでのオペレーションの重要性は増す一方であり、今後、財務業務およびリスク管理業務の高度化を考える場合には、現在の海外オペレーションの重要性だけでなく、将来の重要性も考慮に入れた上で、グローバルでどのように高度化を進めていくかという視点が重要になると考えられます。

 キリバ・ジャパン代表取締役社長の桑野祐一郎は次のように述べています。

「グローバルにおける財務・リスク管理体制の構築に関して日本企業のCFOの関心が高いことがうかがえる一方で、それを担える人材が不足している現状に対して懸念があることが本調査により明らかになりました。M&Aや為替リスクなど財務業務には広範な専門的知識とスキルが求められており、欧米をはじめとする先進国の多くが財務人材の強化を経営の最重要課題として取り組んでいます。キリバは調査結果から浮き彫りとなったITシステム活用のニーズに対応すべくサービスの拡充を推進するとともに、財務人材育成プログラムを立ち上げ、日本企業の国際競争力と日本人の労働生産性向上に貢献します。」

本調査に関する詳細につきましては日本CFO協会発行オンラインマガジン「CFO FORUM第76号(2016/11/15 発行)」 で特集記事として掲載しています。(http://forum.cfo.jp/?p=6372

 

【キリバについて】

財務管理・資金管理システムをクラウドで提供しています。世界で1,300社以上の企業で採用されており、クラウド型財務管理ソリューションとして業界No.1の実績を誇ります。エクセルなど手作業による非効率な資金・財務管理業務を自動化し、管理主体の財務部門を戦略的な組織に変える支援を行います。米国Kyriba Corporation、株式会社サンブリッジコーポレーション、マーク・ベニオフ(セールスフォース・ドットコム社 会長兼CEO)、スティーブン・シン(コンカー社 創業者兼CEO)が共同出資し、日本法人は2012年に設立されました。

キリバを活用してどのように会社に戦略的な付加価値を提供していくのかについては、[email protected] までメールをいただくか kyriba.jpにアクセスしてください。

<※Kyriba、およびKyribaのロゴマークはKyriba Corporationの登録商標です。その他の商標は各社に帰属します。

 

【本プレスリリースに関するお問合せ】

キリバ・ジャパン株式会社 マーケティング 大徳

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