トレジャリーの近代化: 自動化を通してリスクの低減と利益の向上を図る


  • 創立
    1903年
  • 業種
    消費財
  • 本社
    ニュージャージー州(米国)
  • 従業員数
    従業員数
    57,000名
  • growth icon
    売上高
    160億ドル
ニューウェル・ブランズ

ニューウェルブランズは、米国発の世界的な消費者向け製品販売企業です。16カ国に拠点を持ち、200以上のブランドを扱っています。

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消費財メーカーのニューウェル・ブランズ、テクノロジーを活用し、大規模なトレジャリー近代化プロジェクトを完遂

2016 年、ニューウェル・ラバーメイドがジャーデン・コーポレーションを買収し、消費財を扱う160 億ドル企業、ニューウェル・ブランズが誕生しました。買収はビジネスに多大なメリットをもたらした一方で、トレジャリーに関して数多くの課題も生み出しました。

イノベーションの必要性
買収前、両社の財務部門はマニュアルプロセスに膨大な時間を費やしていたため、付加価値をもたらす活動の機会は限られていまし
た。

ニューウェルの財務部門はテクノロジーへの投資が不十分だったため、合併後の財務部門は従来のスタッフだけでたくさんの追加作業に取り組まなければなりませんでした。日々の資金管理にはスプレッドシートが使われ、グローバルに資金を可視化することはできない状態でした。また、日々の資金ポジション管理は手作業で行われ、2 人の従業員が週に20 時間費やしていたうえ、グローバルな資金報告を入手できるのも月に一度だけでした。

ヘッジ関連の自動化も必要でした。同社は外国為替取引の大きな純損失にもかかわらず、バランスシートのヘッジプログラムを導入しておらず、単発のインターカンパニー・ローンだけヘッジしていたため、プロセスが非効率でした。キャッシュフローのヘッジを管理す
るためスタンドアロンのソフトウェア・ソリューションが使われていましたが、自動化はされていませんでした。

 

「データを集め同化させることが最大の課題であり、かつ私たちが最もメリットを生み出す可能性を感じた部分です」

ニューウェル・ブランズ
シニア・バイスプレジデント兼トレジャラー
アミット・シン氏

ソリューションを求めて
財務部門がより戦略的になり、組織に対し価値を解き放つという目標を達成するにはテクノロジーと自動化が欠かせないことは明らかでした。買収後、ニューウェルの新たに就任したシニア・バイスプレジデント兼トレジャラーのアミット・シン氏は、合併後の財務部門の統合と近代化を図る計画を策定しました。シン氏の計画で要となったのが、マニュアルタスクを自動化し、リスクを軽減し、戦略的なデータ解析のための時間を確保できる、クラウド型財務管理ソリューション(TMS)とFX エクスポージャー分析ソリューションの導入でした。

正式な提案依頼(RFP)プロセスを経て、資金・流動性管理、支払管理、銀行接続、ヘッジ会計、金利デリバティブのためのTMS としてキリバが選ばれました。ニューウェルはまた、データ収集、エクスポージャの統合、通貨の解析・報告とヘッジの推奨に、クラウド型FX エクスポージャー分析プラットフォームFiREapps も選択しました。さらに同社は、ヘッジプロセスを自動化するため、キリバおよびFiREapps ソリューションと統合されたFXall のトレーディング・サポートも利用しました。

メリット
プロジェクトの結果、財務部門はまったく様変わりしました。新たなプロセスは38 のレガシーERP システムと25 のビジネスユニットからデータを引き出してきます。財務管理の自動化、ワークフローの近代化、そしてよりタイムリーで正確な資金繰り予測の結果、
バランスシートのヘッジプログラムの規模が2015 年の8 億ドルから2016 年には20 億ドルへと増加しました。

最大のメリットはキリバ、FiREapps、 FXallの新たなワークフローの効率により損益計算書のノイズが大幅に減り、外国為替取引の純損失が2013-2015年の9,000万ドルから2016年に200万ドルへと減少したことです。

数字で見る成果

95%

資金可視化

130万ドル

取扱手数料の削減額

2,500万ドル

外国為替取引の純損失における年平均減少額

当初の目標を上回る成果
また、信頼性の高いヘッジ会計とトレード・ソリューションの導入に伴い、ニューウェルはFiREapps とFXall を統合することで取引コストを130 万ドル節約しました。

ワークフローの自動化で付加価値のある活動に費やす時間が増えたことでトレジャリー・プロセス全体が非常に効率化されました。資金可視化は50%から90%に高まり、テクノロジー・プラットフォームの統合で年間12 万ドルの節約にもなりました。

このプロジェクトは既存のメリットに加え、将来さらに改善していくための基盤にもなります。例えば、キリバにインハウス・バンキングとカレンシー・ネッティング機能を追加したり、FiREapps におけるキャッシュフロー・エクスポージャ予測プロセスを拡大したりといったことが可能です。

チームワークを祝して
このプロジェクトはニューウェルのトレジャリー・プロセスを完全に近代化させました。シン氏はプロジェクトの成功には2 つの要因があったとしています。1 つは革新的なテクノロジーの使用。もう1 つは大規模合併の混乱の中でも熱意をもって献身的に取り組んでくれた社内の財務部門のサポートです。

「アイデアを思い付くのとそれを実現するのは別物です」と、シン氏は述べています。「トレジャリー分野におけるテクノロジーの利点を信じ、これらソリューションの導入に懸命に取り組んでくれたチームがいたことは幸いでした」(同氏)

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