【御礼】 J-MONEYカンファレンス

07/01/2015

グローバル・トレジャリー・マネジメントの最前線

-ITの活用による財務戦略の高度化と内部統制強化-

J-MONEYカンファレンス「グローバル・トレジャリー・マネジメントの最前線」

7月1日(水)、KKRホテル東京でJ-MONEY誌主催(後援:キリバ・ジャパン)のJ-MONEYカンファレンス「グローバル・トレジャリー・マネジメントの最前線」が開催されました。

企業活動のグローバル化がより広範囲に及ぶにつれ、事業会社の財務部門に求められる役割と期待値が高くなってきています。その背景を踏まえ、経済産業省、事業会社の財務責任者、コンサルタントそれぞれの視点から、具体的事例や目指すべき姿などが紹介されました。これから財務部門が、日本企業の成長に貢献できるようレベルアップしていくために、何をどのように行っていけばよいのか意見交換がなされました。

 


岩佐 圭祐氏
経済産業省
経済産業政策局
産業資金課
課長補佐

石動 裕康
キリバ・ジャパン
トレジャリー・アドバイザー

まず、J-MONEY誌編集長 工藤氏のご挨拶から始まり、基調講演として、経済産業省 岩佐氏が昨年実施した調査をもとに、日本企業のグローバル資金管理に対する取り組み状況を報告しました。売上の20%以上を海外で稼いでいる会社の50%以上がグローバルCMSを導入していて、ソリューション検討時の課題や評価軸などについてもデータで説明され、参加者からは、自社とのベンチマークになったと好評でした。

次に、キリバのトレジャリーアドバイザー 石動より、クラウドによる財務管理ソリューションのデモンストレーションが行われました。リアルタイムで口座や流動性を把握し、資金移動を最適化する方法が紹介され、「現在のITでここまで可能なのかと思った」、「漠然とイメージしていたことが具体化された」などと参加者よりコメントを頂きました。

 


大森 弘之氏
コニカミノルタ
財務部長

伊藤 薫氏
デロイト トーマツ コンサルティング
執行役員

後半では、プレゼンターそれぞれの視点からパネルディスカッションが行われました。「見える化」を後押ししたのは、新興国通貨による為替差損で決算が毀損されたことがきっかけだったとか、中国は規制の不自由さもある一方でチャレンジできる部分もあるなど、実務レベルで参考になる具体例が共有されました。キャッシュを「守り」、同時に動かして「攻め」に使っていくという、相反することをどう両立させるかについても意見が交わされ、参加者にとっては、気づきも多かったようです。

 


日置 圭介氏
デロイト トーマツ コンサルティング
グローバルマネジメントインスティテュート
執行役員

最後に、デロイトトーマツコンサルティング 日置氏からは、日本企業が成長していくためには、コーポレートガバナンスとキャッシュガバナンスの強化しかなく、キャッシュは見えているのが当然であり、見えていなくてどうやって適切なリスク管理や最適な戦略投資が行えるのか、という提言を受けました。

当日は梅雨空ではありましたが、会場は満員御礼。お陰様で盛会のうちに終了することができました。なお、当日の詳細は2015年7月24日発行のJ-MONEY誌夏号紙面にて紹介されます。ぜひご覧ください。