企業のIT部門は、銀行とERPシステムのグローバルな接続を進める過程で、これを実行するのが想定以上に難しいという課題に直面します。例えば、銀行フォーマットの違いやローカライズが原因で、行き詰ることもあります。だからこそ、多くの企業がERPの銀行接続を、ITパートナーにアウトソーシングしているのです。
キリバとPulseは、IT部門トップ100人にアンケートを行い、テクノロジーを活用してERPの銀行接続を簡素化する方法を明らかにしました。
ERPの銀行接続は、簡単ではなくリスクも伴う
IT部門トップによると、企業が採用しているERPシステムのトップ3は、SAP(37%)、Oracle Clound ERP(23%)、Workday(17%)でした。
あなたの会社が現在採用しているERPシステムは、何ですか?
とはいえ、ERPシステムの種類にかかわらず、IT部門トップの91%が、銀行接続はERPプロジェクトのなかで最も複雑な要素のひとつだと回答しています。
大半の回答者(56%)が、銀行接続の最大の課題として、様々な銀行フォーマットへの対応をあげました。直接的な連動プロセス(25%)が、これに続きました。
ERPと銀行の連動プロセスのうち、最も労力を要するのはどんな点ですか?
ERPと銀行の接続機能の最適化に、重点が移っている
ERPの銀行接続に伴う課題を解決するため、82%の企業が、銀行接続プロセスの全部または一部をアウトソーシングしています。
あなたの会社では、どんな方法でERPを銀行と連動させていますか?
ERPと銀行の接続ツールを通じて期待される主なメリットは、セキュリティ強化(55%)、スピーディなトランスフォーメンション(54%)、銀行との連動にかかる時間の短縮(43%)です。
一元化された効率的な銀行接続がもたらす効果のうち、あなたの会社に最も役立つものは何ですか?
*(複数選択可)
たとえ現在は銀行接続を効率化するテクノロジーを使用していなくても、回答者の93%は、その種のテクノロジーが企業収益にプラスに働き、戦略的な取り組みに集中する時間ができると考えています。
銀行接続の管理をアウトソーシングし、リソースを戦略的なプロセスに投入できれば、会社の収益にどの程度プラスの影響があるでしょう?